文学ご馳走帖
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文学ご馳走帖
(幻冬舎新書, 430)
幻冬舎, 2016.9
- タイトル読み
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ブンガク ゴチソウチョウ
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内容説明・目次
内容説明
病床で朝から粥や菓子パンを貪り食った正岡子規。旅する際に出迎えを断り、しかし「リンゴ酒と、それから蟹だけは」と所望した太宰治。食堂車のメニューに「『ソップ』(スープ)がない」と興味深げに綴った内田百〓(けん)。作者が意図したか否かは別にして、小説や随筆に描かれる食の風景が、物語の隠れた主役になることもある。本書は作品を手がかりに、江戸、明治、大正、昭和と、日本人の食文化がどう変遷を遂げてきたかを浮き彫りにする。
目次
- 紅ショウガの天ぷら—織田作之助『夫婦善哉』
- 菓子パン—正岡子規『仰臥漫録』
- お好み焼きの誕生—高見順『如何なる星の下に』
- すし—志賀直哉『小僧の神様』
- 牛鍋—夏目漱石『三四郎』
- 戦時下の食—古川緑波『ロッパの悲食記』
- ヤミ市—田村泰次郎『肉体の門』
- 白米と脚気—和田英『富岡日記』
- 缶詰生産—小林多喜二『蟹工船』
- 鮫と鱶—内田百〓(けん)『御馳走帖』〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より