犯罪・捜査・メディア : 19世紀フランスの治安と文化

書誌事項

犯罪・捜査・メディア : 19世紀フランスの治安と文化

ドミニク・カリファ [著] ; 梅澤礼訳

(叢書・ウニベルシタス, 1049)

法政大学出版局, 2016.10

タイトル別名

Crime et culture au XIXe siècle

犯罪捜査メディア : 19世紀フランスの治安と文化

タイトル読み

ハンザイ ソウサ メディア : 19セイキ フランス ノ チアン ト ブンカ

注記

原著 (Perrin, 2005) の抄訳

内容説明・目次

内容説明

秩序をおびやかす犯罪者たち、公権力を担う警察・司法組織、そして両者の近代的イメージを創り出した大量発行の新聞・出版ジャーナリズムは、民主主義社会の治安の危機をいかに映し出してきたか。犯罪文化史研究の第一人者が、連載小説や三面記事、警察官の回顧録などの膨大な資料をもとに、犯罪や監獄に関わる文学的表象や、“社会防衛”の言説史を多面的に分析した新しい社会史。

目次

  • 第1部 犯罪(犯行現場—パリのトポグラフィーと社会的イマジネール;「アパシズム」の考古学—一九世紀の野蛮人とアメリカ・インディアン;「危険階級」の終焉?—『ファントマ』シリーズにおける労働者と犯罪者;夜襲という恐怖)
  • 第2部 捜査(警察官の回想録—ひとつのジャンルの出現?;捜査官ジャヴェール;二〇世紀初頭の「危険性」と「社会防衛」;処罰の危機?)
  • 第3部 メディア(一九世紀における三面記事と犯罪小説;監獄の光景;戦時中の三面記事(一八七〇‐一九一四);一九一四年から一九一八年にかけて—連載小説の終焉?)

「BOOKデータベース」 より

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