さつま芋の恩恵
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さつま芋の恩恵
(草思社文庫, [と2-17] . 昭和二十年 / 鳥居民著||ショウワ ニジュウネン ; 第13巻)
草思社, 2016.10
- タイトル読み
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サツマイモ ノ オンケイ
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注記
2012年に刊行されたものの文庫化
シリーズ番号はブックジャケットによる
引用出典及び註: p401-418
内容説明・目次
内容説明
七月一日、高松宮は高輪邸のさつまいも畑の草取りに余念がない。柳田国男、岡本潤も同じだ。南太平洋の島々に取り残された兵士たちの飢えを救ったのもさつまいもだ。沖縄戦は最後の訣別電報が届いて終わった。トルーマンはなぜかソ連の対日参戦の日付を知りたがっている。木戸は「一大貧乏籤」という言葉を使って自己保身を図ろうとしている。未完の最終巻。
目次
- 第38章 さつま芋の恩恵(七月一日)(七月一日、さつま芋畑で高松宮はなにを考えるのか;昨十九年七月七日に高松宮は木戸を面詰した;(註)「対米英決意なきは勿論対米英戦争準備の字句も抹殺」 ほか)
- 第39章 天皇、東郷茂徳、米ソの動き(七月一日)(紅葉山を登りながら天皇はなにを考えるのか;昨年六月、高木惣吉は「C.P.を戴く時」と書いた;四月、天皇は「責任をとって辞めない」と言った ほか)
- 第40章 木戸「一大貧乏籤」の虚構(七月二日)(未明の空襲、罹災者二十四万人、焼死者三千二百人;「其の信念的意見が那辺にありや」と問う富田健治;木戸幸一と田中新一、この二人がいて ほか)
「BOOKデータベース」 より