汽車旅放浪記
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汽車旅放浪記
(中公文庫, [せ-9-2])
中央公論新社, 2016.10
- タイトル読み
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キシャタビ ホウロウキ
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注記
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
近代文学はなぜ多くの鉄道を登場させたのか。夏目漱石は『坊っちゃん』から、松本清張『点と線』まで、舞台となった路線に乗り、名シーンを追体験する。ローカル列車に揺られながら、かつて作家たちが鉄道を作品に取り込んだ理由に思いを馳せる。鉄道と文学との魅惑の関係をさぐる、時間旅行エッセイ。
目次
- 楽しい汽車旅(トンネルを抜ければ「異界」—上越線;東京のとなりの「鄙」—久留里線、いすみ鉄道、小湊鉄道;三十八年の一瞬—北陸本線;清張の旅情、芙美子の駅—香椎線、鹿児島本線、筑豊本線;太宰治の帰郷—津軽海峡線、津軽線、津軽鉄道;オホーツク発、銀河行—樺太東部本線終点栄浜(サハリン・スタロドゥプスコエ))
- 宮脇俊三の時間旅行(蝉しぐれの沈黙—左沢線、山形鉄道フラワー長井線、米坂線;時刻表を「読む」ということ—のと鉄道、氷見線;ローカル線車内風景—只見線、大井川鐵道井川線、わたらせ渓谷鐵道;汽車好きの原風景—宮脇俊生と昭和戦前)
- 「坊っちゃん」たちが乗った汽車(漱石と汽車—九州鉄道、山陽鉄道、東海道線;二十世紀を代表するもの—満鉄本線、三江線、東京路面電車;時を駆ける鉄道—都電荒川線、甲武鉄道;汽車は永遠に岡山に着かない—東海道、山陽、鹿児島各本線、御殿場線;初老「鉄ちゃん」はかわいいか—「あとがき」にかえて−大糸線)
「BOOKデータベース」 より