異類に成る : 歌・舞・遊びの古事記
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書誌事項
異類に成る : 歌・舞・遊びの古事記
森話社, 2016.10
- タイトル別名
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異類に成る : 歌舞遊びの古事記
- タイトル読み
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イルイ ニ ナル : ウタ・マイ・アソビ ノ コジキ
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内容説明・目次
内容説明
人はなぜ歌うのか。古代日本では、歌う行為や歌の言葉によって、動物や植物など人ならざる異類と交感し、異類に成ろうとすることが行われた。『古事記』の歌に、起源譚を喚起し、動物や山川草木に働きかける、神話的思考の発動をさぐる試み。
目次
- 1 異類と王と—牡鹿・雀・猪・蟹(異類に成る—「乞食者詠」の鹿の歌から;鳥の王・人の王—歌の仁徳天皇;猪と遊ぶオホキミ—歌の雄略天皇)
- 2 歌舞の起源—鬘・手草・御酒・蜻蛉(アメノウズメの「所作の所作」—『古事記』における芸能の発生;酒の起源・舞の起源—「酒楽之歌」を読む;「歌ふ」のは誰か—『古事記』と『日本書紀』の歌人称)
- 3 地の域と叙事の力—人草・椿・石槌・葦原(草木と人と—『古事記』の神話的思考;椿はオホキミ・オホキミは椿—歌う女神としてのイハノヒメ;重なり合う歌声—神武記歌謡の行為遂行性;葦原の王—神武記のヤマトと地域神オホモノヌシ)
「BOOKデータベース」 より