書誌事項

日本文法体系

藤井貞和著

(ちくま新書, 1221)

筑摩書房, 2016.11

タイトル読み

ニホン ブンポウ タイケイ

内容説明・目次

内容説明

日本語文法を理解するには、日本語の起源から問いなおさねばならない。日本語の発展史に即した文法理論が必要であり、西洋語の文法を日本語に当てはめた現在の学校文法に代えて、新たな文法体系を打ち立てねばならないのだ。現在を示す「あり」(r)、過去の「き」(k)、推量の「む」(m)、形容の「あし」(s)の組み合わせで成り立つ時の助動辞をはじめ、日本語の隠れた構造を明らかにし、豊富な古文の実例をもとに、日本語文法の本質に迫る。古文の読みが愉しくなる、全く新しい理論体系。

目次

  • 序章 krsm‐四辺形とkrsm‐立体
  • 第1章 アリの助動辞‐圏
  • 第2章 過去、伝来、完了、存続、継続
  • 第3章 伝聞、形容、様態、願望、否定
  • 第4章 推量、意志、仮定
  • 第5章 自然勢、可能態、受身、敬意、使役
  • 第6章 助辞の機能の広がり
  • 第7章 品詞と構文
  • 第8章 敬語、人称体系、自然称
  • 終章 論理上の文法と深層の文法

「BOOKデータベース」 より

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