物語の向こうに時代が見える

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物語の向こうに時代が見える

川本三郎著

春秋社, 2016.10

タイトル読み

モノガタリ ノ ムコウ ニ ジダイ ガ ミエル

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内容説明・目次

内容説明

いつの日も、ひたむきに生きる人がいる。戦時下、戦後混乱期、高度成長期、そして現代。時代の陰影を描いた文学は、なにを語りかけているのか。戦後日本と同年齢の著者による、哀切と希望の「時代論」。

目次

  • 1 戦争の記憶(徴兵忌避者のオデッセイ—丸谷才一『笹まくら』;敗者としての戦犯を描く—吉村昭『遠い日の戦争』『プリズンの満月』;生き残った者の巡礼の旅—乙川優三郎『脊梁山脈』 ほか)
  • 2 「街」と「町」に射す光と影(いま、松本清張作品の魅力—『張込み』『砂の器』ほか;どん底の超リアリズム—車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』 ほか)
  • 3 家族の肖像(馬と共に生きた一家の物語—河崎秋子『颶風の王』;ラーメン屋がラーメンを作るといふことの平安—青山七恵『あかりの湖畔』、木村紅美『春待ち海岸カルナヴァル』;世捨人の小さな冒険—島田雅彦『ニッチを探して』 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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