帝国の文学とイデオロギー・満洲移民の国策文学

書誌事項

帝国の文学とイデオロギー・満洲移民の国策文学

安志那著

世織書房, 2016.11

タイトル別名

帝国の文学とイデオロギー : 満洲移民の国策文学

帝国の文学とイデオロギー満洲移民の国策文学

タイトル読み

テイコク ノ ブンガク ト イデオロギー・マンシュウ イミン ノ コクサク ブンガク

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注記

博士論文「「満洲」移民の「国策文学」とイデオロギー : 日本、朝鮮、中国をめぐって」(東京大学, 2014.7) に加筆修正を施したもの

参考文献: p543-567

年表・満洲移民と国策文学: p569-576

内容説明・目次

内容説明

満洲と帝国日本、その狭間で揺れ動き、沈黙を強いられた在満作家たち、そして忘客された日本文学—その系譜を気鋭の研究者が鮮やかに浮き彫る。

目次

  • 序章 膨張し続ける帝国の文学—忘却と誤読の文学を読み返す
  • 第1章 満洲建国イデオロギーの諸相と限界—在満日本人の心情と防御の論理
  • 第2章 国策文学の「越境」—国家統制からの逃避と亀裂
  • 第3章 朝鮮人の満洲移民の記憶と帝国の在り方—張赫宙『開墾』論
  • 第4章 武装移民の逆説—湯浅克衛「先駆移民」論
  • 第5章 「包摂」と「排除」の満洲移民—打木村治『光をつくる人々』論
  • 第6章 農村問題解決から戦争遂行への傾倒—和田伝『大日向村』と徳永直「先遣隊」
  • 終章 国策文学の限界と可能性

「BOOKデータベース」 より

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