古代日本の東アジア交流史

書誌事項

古代日本の東アジア交流史

鈴木靖民著

勉誠出版, 2016.11

タイトル別名

古代日本の東アジア交流史

タイトル読み

コダイ ニホン ノ ヒガシアジア コウリュウシ

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注記

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

ヒト・モノ・文化の移動は、政治・経済・外交とも密接にかかわり、国家・社会を展開させる大きな原動力であった。その痕跡は文献史料のみならず、さまざまなモノ史料に刻まれ、いまにその歴史を伝えている。学問分野にとらわれることなく諸資料を博捜することにより、1世紀の弥生時代後期から中世成立期に及ぶ異文化交流の実態を浮かび上がらせ、東アジア、さらにそれを取り巻く地域へと重層的につながりあう国家・社会の様相をダイナミックに捉える画期的成果。

目次

  • 1 弥生・古墳時代の東アジア交流(島根県田和山遺跡と東アジア—環濠集落・特殊建物・硯;毛野の古墳人と古代日本)
  • 2 飛鳥時代の東アジア交流(百済・王興寺と飛鳥寺の創建;難波宮木簡と「秦人凡国評」「王母」の解釈;百済救援の没後の百済使・高句麗使;天智四年の遣唐使守君大石と守君氏;唐の百済移民、陳法子と日本の古代)
  • 3 東アジアのなかの古代日本の文化形成(東アジアのなかの飛鳥・藤原京の時代—文化形成を中心として;出雲大社の創建と新羅;平城京・藤原京の新羅文化と新羅人;古代日本の渡来人と技術移転—製鉄・文字文化を中心として;天平文化の背景—唐・新羅・渤海との交流)
  • 4 古代日本の信仰と東アジア(東アジアのなかの古代日本の神信仰と仏教;円仁に関する新資料の出現—法王寺釈迦舎利蔵誌;入唐僧円仁と法王寺の石刻;敦賀・松原客館と東アジア交流;青森市新田遺跡の祭祀と建長寺の神祇祭祀;東部ユーラシア世界と東アジア世界—構造と展開)
  • 終章 東アジア交流史と東アジア世界・東部ユーラシア世界(古代日本の東アジア交流史;東アジア世界論と東部ユーラシア世界論;東部ユーラシアの構造と展開;東部ユーラシア世界論の広がりと古代日本)

「BOOKデータベース」 より

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