英系カナダ文学研究 : ジレンマとゴシックの時空

書誌事項

英系カナダ文学研究 : ジレンマとゴシックの時空

長尾知子著

彩流社, 2016.11

タイトル別名

Dilemma : gothic : English-Canadian literature

タイトル読み

エイケイ カナダ ブンガク ケンキュウ : ジレンマ ト ゴシック ノ ジクウ

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注記

索引: 巻末p1-9

カナダの歴史 (略年表): 巻末p10-12

引用・参照文献: 巻末p13-27

内容説明・目次

内容説明

英系カナダ文学に通底するジレンマとゴシック。隣国アメリカとは似て非なるカナダの文学とは—リチャードソン、ムーディ、オヘイガン、ロス、アトウッド、アーカート…英系カナダ文学の鮮を築いた作家・作品を「ジレンマ」と「ゴシック」から捉え直し、カナダ文学のルーツを探る。

目次

  • 第1部 序論—カナダ文学をめぐるカナダ事情(カナダ的ジレンマの背景—カナダ文学の受容と英系カナダ文学をめぐるジレンマ;ゴシックの系譜—古典ゴシック小説から英系カナダのゴシックへ)
  • 第2部 コロニアル作家の選択—ゴシック小説か移民体験記か(辺境カナダのゴシック『ワクースタ』—カナダ人作家、ジョン・リチャードソンの挑戦;女性移民作家スザンナ・ムーディの軌跡—伝記的背景と『未開地で苦難に耐えて』受容)
  • 第3部 カナダ西部の表象—北西部開拓神話とスモールタウンの形象(現代カナダ小説の先駆け—ハワード・オヘイガン『テイ・ジョン』の語りと多声をめぐって;ハワード・オヘイガンのカナダ的時空—『テイ・ジョン』から『スクール・マームの木』まで;シンクレア・ロスの時空とジレンマの構図—『私と私の家に関しては』から『医師のメモリアル』まで)
  • 第4部 カナダの中心オンタリオ—女性をめぐる「ゴシック」の時空(ゴシック・パロディ〜マーガレット・アトウッド『レディ・オラクル』—二十世紀中葉のカナダと女性作家;女性ゴシック〜ジェイン・アーカート『ワールプール』—ゴシツク的呪縛「家庭の天使」と「死の混沌」)

「BOOKデータベース」 より

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