江戸のなかの日本、日本のなかの江戸 : 価値観・アイデンティティ・平等の視点から
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書誌事項
江戸のなかの日本、日本のなかの江戸 : 価値観・アイデンティティ・平等の視点から
柏書房, 2016.12
- タイトル別名
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Values, identity, and equality in eighteenth- and nineteenth-century Japan
江戸のなかの日本日本のなかの江戸 : 価値観アイデンティティ平等の視点から
- タイトル読み
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エド ノ ナカ ノ ニホン、ニホン ノ ナカ ノ エド : カチカン・アイデンティティ・ビョウドウ ノ シテン カラ
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注記
2013年8月にブリティッシュ・コロンビア大学で開催された学術会議の発表をまとめた原著 (Brill, 2015)の翻訳
内容: 日本の読者のための序, 第1章「十八世紀と十九世紀の価値観・アイデンティティ・平等について」, 第1部: 「実践の中の価値観」(第2章「トビウオが跳ねるのを待ちながら」-第4章「悪ガキであること」), 第2部: 「アイデンティティの構築」(第5章「近世における個性と集団的アイデンティティの同時発生」-第7章「新たな文化、新たなアイデンティティ」), 第3部: 「エロスの情緒性とパロディ」(第8章「エロスの情緒性を求めて江戸へ」-第9章「「性」と「聖」とを繋ぐ笑い」), 第4部: 「平等と近代性」(第10章「近代日本の奔放なる起源」-第12章「関係的同一性から種的同一性へ」), 第13章「エピローグ -- いかにして近世日本を研究するか」, 訳者あとがき
参考文献あり
収録内容
- 十八世紀と十九世紀の価値観・アイデンティティ・平等について / ピーター・ノスコ, ジェームス・E.ケテラー [執筆]
- トビウオが跳ねるのを待ちながら : 江戸の人々が実践した価値観と個性を再訪する / 池上英子 [執筆]
- 賢兄愚弟 : 平田派に見る兄弟間の競争 / アン・ウォルソール [執筆]
- 悪ガキであること : 江戸時代の子供たちの反抗の倫理 / W・パック・ブレッカー [執筆]
- 近世における個性と集団的アイデンティティの同時発生 / ピーター・ノスコ [執筆]
- ある平田派国学者の再生 : 鶴舎有節と『加賀鍋』日誌 / 藤原義天恩 [執筆]
- 新たな文化、新たなアイデンティティ : 十九世紀に沖縄人・日本人になるということ / グレゴリー・スミッツ [執筆]
- エロスの情緒性を求めて江戸へ / ジェームス・E・ケテラー [執筆]
- 「性」と「聖」とを繋ぐ笑い : パロディ繚乱の江戸文化 / 小島康敬 [執筆]
- 近代日本の奔放なる起源 : 万亭応賀と福澤諭吉 / M・ウィリアム・スティール [執筆]
- 花盛りの物語 : 大江卓、神戸、そして明治「奴隷解放」の背景 / ダニエル・V・ボッツマン [執筆]
- 関係的同一性から種的同一性へ : 平等と國體 (ナショナリティ) について / 酒井直樹 [執筆]
- エピローグ -- いかにして近世日本を研究するか : 近代の「想像/創造」論を超えて / 磯前順一 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
名誉、兄弟喧嘩、悪ガキ、国学者、琉球・沖縄、春画、エロス、聖人、『学問ノスゝメ』、賎民、國體、国民国家、ナショナリズム…多種多様な視点から18・19世紀の日本を改めて捉え直す。
目次
- 十八世紀と十九世紀の価値観・アイデンティティ・平等について
- 第1部 実践の中の価値観(トビウオが跳ねるのを待ちながら—江戸の人々が実践した価値観と個性を再訪する;賢兄愚弟—平田派に見る兄弟間の競争;悪ガキであること—江戸時代の子供たちの反抗の倫理)
- 第2部 アイデンティティの構築(近世における個性と集団的アイデンティティの同時発生;ある平田派国学者の再生—鶴舎有節と『加賀鍋』日誌;新たな文化、新たなアイデンティティ—十九世紀に沖縄人・日本人になるということ)
- 第3部 エロスの情緒性とパロディ(エロスの情緒性を求めて江戸へ;「性」と「聖」とを繋ぐ笑い—パロディ繚乱の江戸文化)
- 第4部 平等と近代性(近代日本の奔放なる起源—万亭応賀と福澤諭吉;花盛りの物語—大江卓、神戸、そして明治「奴隷解放」の背景;関係的同一性から種的同一性へ—平等と國體(ナショナリティ)について)
「BOOKデータベース」 より