死を想え『九相詩』と『一休骸骨』

書誌事項

死を想え『九相詩』と『一休骸骨』

今西祐一郎著

(ブックレット「書物をひらく」, 1)

平凡社, 2016.12

タイトル別名

死を想え九相詩と一休骸骨

タイトル読み

シ オ オモエ クソウシ ト イッキュウ ガイコツ

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内容説明・目次

内容説明

日本の物語は、歌は、死をどのように描いたか。『源氏物語』が初めて人の死をくわしく語ったあと、中世には、屍の変容を凝視する『九相詩』が、近世には、骸骨たちが睦みあい、病み、死に、葬られる、ユーモラスな版本『一休骸骨』が知られる。そこに生きているのは、日本人のどんな死生観であるのか。

目次

  • 1 死を語る(『源氏物語』の死;蝉の殻)
  • 2 醜悪な死(『今昔物語集』;不浄観;谷崎潤一郎が描く不浄観)
  • 3 『九相詩』(腐敗する屍;『九相詩』の盛行;『九相詩』とキリシタン;キリシタン版『倭漢朗詠集』;版本『九相詩』にない歌;奈良絵風『九相詩』;「生前相」のある『九相詩』)
  • 4 『一休骸骨』(宴に興じる骸骨;死ぬ骸骨;『一休骸骨』の成立)
  • 5 『九相詩』と『一休骸骨』の合体(『九相詩』の利用;現代の『一休骸骨』)

「BOOKデータベース」 より

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