漱石の読みかた『明暗』と漢籍

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漱石の読みかた『明暗』と漢籍

野網摩利子著

(ブックレット「書物をひらく」, 3)

平凡社, 2016.12

タイトル別名

漱石の読みかた明暗と漢籍

タイトル読み

ソウセキ ノ ヨミカタ『メイアン』ト カンセキ

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内容説明・目次

内容説明

登場人物たちがみな、些末で煩瑣なことがらでとりこんでいる漱石最後の小説『明暗』。けれどもそこには、主人公夫婦の父親たちが貸し借りする漢籍から、豊饒な広がりがもたらされるような小説世界の起爆装置が埋め込まれている。

目次

  • 1 父と漢籍(痔と言葉の奥;漢籍の貸し借り)
  • 2 詩づくりと縁結びの参考書(明詩を読む人;読書家の思いつき)
  • 3 秋の「柳」が物語を導く(秋の「柳」の含意;呉梅村詩による誘導)
  • 4 手にした漢籍が世界を駆動する(嵌めこまれた予言の書;しかけられた漢籍という導線)
  • 5 漢詩文をつくる人々(古文辞に学ぶ;徂徠を継承する)

「BOOKデータベース」 より

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