柔軟と屹立 : 日本近代文学と弱者・母性・労働
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書誌事項
柔軟と屹立 : 日本近代文学と弱者・母性・労働
御茶の水書房, 2016.12
- タイトル別名
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柔軟と屹立 : 日本近代文学と弱者母性労働
- タイトル読み
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ジュウナン ト キツリツ : ニホン キンダイ ブンガク ト ジャクシャ・ボセイ・ロウドウ
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注記
初出一覧: p324-325
内容説明・目次
内容説明
現代の文学と思想—反動化が進む中で。悪気流の時代状況に対して必要なのは、硬直した姿勢ではなく、柔らかくしなやかでありながらも原則を堅持する勁さである。井伏鱒二など、柔軟で屹立した文学者たちを論じる。
目次
- 1 戦前まで(森鴎外「舞姫」—作者の虚構と読者の虚構;漱石文学と探偵小説;正宗白鳥—絶対志向と懐疑精神;里村欣三論—弱者への眼差し;太宰治「地球図」論;東南アジアの戦線—『ジヤワ縦横』『南十字星文藝集』)
- 2 戦前から戦後へ(永瀬清子をめぐる詩想のつながり—高良とみ・高良留美子・タゴール;不条理をめぐる論争から—シェストフ論争と『異邦人』論争;三好十郎『恐怖の季節』論—「ヘド」は正しく吐かれている;二一世紀から見る井伏鱒二;「第三の新人」論—核家族・母・そして受験;筒井康隆—「超虚構」の構想と実践)
- 3 現代へ(老いの中の光と影—日本の現代文学から;井上靖『孔子』論—社会改良家としての孔子像;労働と文学—非正規雇用と自己責任のなかで;原発と沖縄と文学—差別社会日本;現代の文学と思想—反動化が進む中で)
「BOOKデータベース」 より