日本批評大全
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書誌事項
日本批評大全
河出書房新社, 2017.1
- タイトル別名
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日本批評大全
- タイトル読み
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ニッポン ヒヒョウ タイゼン
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注記
底本一覧: p626-629
付: 「近代批評の記念碑のために」対談: 渡部直己, 大澤聡 ([8] p ; 19cm)
内容説明・目次
内容説明
『日本小説技術史』の批評家が江戸後期より蓮實重彦、柄谷行人まで—近現代の批評から70編を精選し解題、日本批評の全貌を俯瞰・総括する。初の個人編集による批評集成。前人未到の比類なき偉業。
目次
- 0 Prototype(『雨月物語』序 上田秋成—紫媛は源語を著し、而して、一旦悪趣に堕つる者(…);『源氏物語玉の小櫛』(抄)本居宣長—たゞ物のあはれをしれるかたのよきを、とりたてゝよしとはしたる也。 ほか)
- 1 一八八五‐一九一〇(『小説神髄』(抄)坪内逍遙—小説の主脳は人情なり、世態風俗これに次ぐ。;「小説総論」二葉亭四迷—摸写といへることは実相を仮りて虚相を写し出すといふことなり。 ほか)
- 2 一九一一‐一九二五(「元始女性は太陽であつた」平塚らいてう—烈しく欲求することは事実を産む最も確実な真原因である。;「猫一疋の力に憑つて大富となりし人の話」南方熊楠—仏典には、猫と反対に、鼠を性善き獣とせる例多し。少許を挙げんに(…) ほか)
- 3 一九二六‐一九四五(「自然生長と目的意識」青野季吉—目的意識のないところに、運動のあり得る筈はない。;「文壇ギルドの解体期」大宅壮一—かうして『有名』になつた者同志が互に褒め合ひ、問題にし合つて『有名』を維持して行く。 ほか)
- 4 一九四六‐一九八〇(「国語問題」志賀直哉—此際思切つた措置を取らなければ悔を百年千年の後に残す事になる。;「第二芸術」桑原武夫—(…)現代の俳句は、芸術作品自体(句一つ)ではその作者の地位を決定することが困難である。 ほか)
「BOOKデータベース」 より