ベルニーニ : その人生と彼のローマ
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ベルニーニ : その人生と彼のローマ
一灯舎, 2016.12
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Bernini : his life and his Rome
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ベルニーニ : ソノ ジンセイ ト カレ ノ ローマ
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Note
原著 (University of Chicago Press, c2011) の翻訳
参考文献: 巻末p47-57
Description and Table of Contents
Description
多くの優れた彫刻と建築物を生み出したベルニーニは、ローマが生んだバロック芸術の代表的な巨匠である。ベルニーニについて書かれた本はあるが、ベルニーニそのものにはほとんど関心を払っていない。本書の主要な目的は、「ベルニーニその人」、つまり検閲を経ない、血と肉を備えた人間を描くことではあるが、彼の職業生活における画期的な事件や家族の歴史についてもページを割いている。また、ベルニーニだけでなく、十七世紀のローマ人の生活に、間接的であっても影響を与えた大きな出来事や社会問題、人物についても言及している。教皇ウルバヌス八世が述べた有名な言葉「ベルニーニはローマのために作られ、ローマはベルニーニのために作られた」の通り、ベルニーニの生涯は、彼の愛したローマという都市と密接に関わっていた。したがってこの伝記は、ベルニーニという芸術家の伝記であるばかりでなく、十七世紀のローマの肖像でもある。読者は、その人生が、スキャンダル、陰謀、そしてさまざまな人間関係のドラマに溢れた、常に愛すべきとは言えなくても、実に興味深い人物について多くを知ることができるだろう。
Table of Contents
- 序文 初めて英語で書かれたベルニーニの伝記
- 第1章 ナポリ生まれの神童
- 第2章 至高のインプレサリオ
- 第3章 ベルニーニの苦悩と恍惚
- 第4章 ベルニーニと教皇アレクサンデル七世
- 第5章 ルイ十四世の宮廷におけるローマの芸術家
- 第6章 「我が名声は衰えてゆくだろう」
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