ハプスブルク・スペイン黒い伝説 : 帝国はなぜ憎まれるか
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書誌事項
ハプスブルク・スペイン黒い伝説 : 帝国はなぜ憎まれるか
筑摩書房, 2017.1
- タイトル別名
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La leyenda negra
La légende noire de l'Espagne
ハプスブルク・スペイン : 黒い伝説 : 帝国はなぜ憎まれるか
ハプスブルクスペイン黒い伝説 : 帝国はなぜ憎まれるか
- タイトル読み
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ハプスブルク スペイン クロイ デンセツ : テイコク ワ ナゼ ニクマレル カ
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注記
La leyenda negra. 3ed. (Madrid : Gadir , 2010) の全訳、訳出に際しては原著La légende noire de l'Espagne (Fayard , 2009) を常時参照
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
1492年、スペイン王国はイスラム勢力からイベリア半島を奪還。同年発見された新大陸からの銀資産を背景に、16世紀スペインは一大世界帝国へのし上がった。カルロス1世とその息子フェリーペ2世によるハプスブルク家の支配で、スペインは黄金時代を迎える。だがその繁栄の裏で、大国の残虐非道ぶりを糾弾する怪文書がヨーロッパ各地を駆け巡る。新大陸での先住民虐殺、異端審問の過酷な拷問、王室内部のスキャンダル…「噂」が次第に「事実」として語られ、「黒い伝説」はスペイン帝国凋落の一因となった—。21世紀の今日にいたるまで、スペインに対する根深い偏見のもととなったプロパガンダは、一体誰が、どんな目的で流布させたのか。そこにはいかなる事実が含まれるのか。ヨーロッパ史の泰斗が緻密な検証から、歴史の「真実」が形作られる過程をあぶり出す。
目次
- 第1章 黒い伝説前史(アラゴン連合王国の誕生;アラゴンのイタリア進出 ほか)
- 第2章 スペインとハプスブルク朝(ハプスブルク朝スペインの誕生;ハプスブルク朝のねらい ほか)
- 第3章 黒い伝説(カルロス1世の二つの顔;フランドル戦争 ほか)
- 第4章 スペイン人とその歴史(コムネーロスの乱から啓蒙期まで;スペインの衰退 ほか)
- 第5章 結び
「BOOKデータベース」 より