絵伝と縁起の近世僧坊文芸 : 聖なる俗伝

書誌事項

絵伝と縁起の近世僧坊文芸 : 聖なる俗伝

堤邦彦著

森話社, 2017.2

タイトル別名

絵伝と縁起の近世僧坊文芸 : 聖なる俗伝

タイトル読み

エデン ト エンギ ノ キンセイ ソウボウ ブンゲイ : セイナル ゾクデン

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内容説明・目次

内容説明

高僧伝や縁起譚は近世中期の仏教の卑俗化を背景に伝奇性・娯楽性を帯び絵画化を伴いながら大衆文化に浸透していく。聖と俗の混淆から立ち現れた近世僧坊文芸の変遷を丹念にたどる。

目次

  • 1 近世高僧伝の文芸性と口承性(近世高僧伝の虚と実—道元伝記の変容を中心に;親鸞の産女済度譚—縁起と口碑伝説のあいだ;蓮如上人・幽霊済度の島—真宗史と在地伝承)
  • 2 絵解きと高僧絵伝(勧化本と絵解き—幡随意上人伝の図像化をめぐって;二十四輩巡拝と関東絵伝;『西光寺御絵伝』と「鬼人成仏証拠之角縁起」;二十四輩寺院縁起の周辺—水辺の風土と念仏の勝利;親鸞伝から『性信上人絵伝』へ—報恩寺絵伝をよみとく;関東絵伝の近代—讃岐に渡った二十四輩伝承)
  • 3 縁起と近世文学(いくさ語りから怪談へ;浄瑠璃姫伝承と寺宝開帳;冥府は現世にあり—地獄観の近世的変容;福神と貧乏神—近世文学は「宿世の貧報」をどうとらえたか;上田秋成と唱導文化)
  • 4 資料篇(『弾誓上人絵詞伝』;『幡随意上人諸国行化伝』)

「BOOKデータベース」 より

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