戦時上海グレーゾーン : 溶融する「抵抗」と「協力」
著者
書誌事項
戦時上海グレーゾーン : 溶融する「抵抗」と「協力」
(アジア遊学, 205)
勉誠出版, 2017.2
- タイトル別名
-
戦時上海グレーゾーン : 溶融する抵抗と協力
- タイトル読み
-
センジ シャンハイ グレー ゾーン : ヨウユウ スル テイコウ ト キョウリョク
大学図書館所蔵 全79件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: 論末
内容説明・目次
内容説明
四〇を超える国の人びとが居住していた国際都市・上海は、一九三七年八月の侵攻によって、日本の占領下におかれた。それから終戦まで、日本人は、中国人は、世界各国から上海にたどり着いた人びとは、どのような政治的・文化的な空間に置かれたのか。戦時期の上海を、人びとが出会い、衝突と交流を繰り広げる「場」として捉え直し、敵/味方、支配/被支配、抵抗/協力といった二項対立によって色分けをすることのできない、複雑な関係のあり様=グレーゾーンを考察する。
目次
- 1 政治・経済—“抵抗”と“協力”のダイナミクス(上海を統治する—汪兆銘政権の人々;戦時下における上海共同租界行政—工部局をめぐる日英の対立;中支那振興株式会社とは何か—華中蚕糸公司を事例として;日中戦争期の上海永安企業における企業保全;劉鴻生の戦時事業展開—社内人材と外部人脈)
- 2 社会・文化—日本統治下に生きる(日中戦争と洋食・洋菓子文化;上海に生きた東亜同文書院生—戦前上海日本人社会の一側面;日本居留民と東西本願寺;上海の日中キリスト教ネットワーク—その交錯と相克)
- 3 言論・メディア—戦時上海を語る“声”(中日文化協会上海分会と戦時上海の翻訳事業—武田泰淳「上海の螢」を手掛かりとして;川喜多長政と戦時上海・中国;「親日」派華字紙『中華日報』の日本批判;田村(佐藤)俊子から左俊芝へ、戦時下・上海『女声』における信箱—「私たち」の声のゆくえ;上海日僑管理処発行『導報』誌の中の日本人たち—内山完璧造・海野昇雄・林俊夫(三木七石))
「BOOKデータベース」 より