中世楽書の基礎的研究
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中世楽書の基礎的研究
(研究叢書, 482)
和泉書院, 2017.2
- タイトル読み
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チュウセイ ガクショ ノ キソテキ ケンキュウ
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注記
博士論文 (二松学舎大学, 2014年提出) を刊行したもの
内容説明・目次
内容説明
日本音楽史上の重要史料『教訓抄』『続教訓鈔』『春日楽書』ほか中世成立楽書の基礎研究と翻刻を収録。『教訓抄』は古写本をはじめて網羅的に調査し、近世の写本との相違点を考察。今後は古写本によって研究されるべきことを提唱する。『続教訓鈔』は曼殊院本と日本古典全集本とを比較検討して古典全集本中の混入記事を明らかにする。また春日大社伝来の楽書(通称『春日楽書』)から、狛氏相伝の秘曲「陵王荒序」相伝の歴史を紐解く。
目次
- 第1部 『教訓抄』『続教訓鈔』の研究(『教訓抄』の古写本について;神田喜一郎旧蔵の『教訓抄』について;『続教訓鈔』の混入記事について その一—日本古典全集底本の伝来と曼殊院本;『続教訓鈔』の混入記事について その二—曼殊院本と日本古典全集本の比較)
- 第2部 『春日楽書』研究(春日大社蔵『舞楽古記』概論;『舞楽手記』諸本考;『舞楽手記』筆者・成立考 その一 付、春日大社蔵『楽所補任』の筆者について;『舞楽手記』筆者・成立考 その二—跋文二の解釈と、狛近真以後の荒序継承について)
- 第3部 資料翻刻
「BOOKデータベース」 より