近代日本の地域工業化と下請制

書誌事項

近代日本の地域工業化と下請制

橋口勝利著

京都大学学術出版会, 2017.2

タイトル別名

Regional industrialization and subcontracting system of the modern Japan

タイトル読み

キンダイ ニホン ノ チイキ コウギョウカ ト シタウケセイ

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注記

折り込図3枚あり

巻末: 索引あり

内容説明・目次

内容説明

日本の工業化を担った三つの主人公、すなわち、企業投資や経営者として活躍した地域商人、その彼らと「下請」という有機的・動的な関係を結ぶ中、市場に機敏に対応した産地工場、そして現場で要になった、農家労濃から切り離され労働者へと変化した女性たち。彼らの主体的な活動を分析することで、工業化の形と要因を斬新な視点で描き出す。

目次

  • 近代日本と地域
  • 第1部 市場のインパクトと地域商人の対応—市場選択と組織再編(国内市場の選択と流通網の再編—瀧田商店の戦略的市場創出;国内市場の選択と生産組織の再編—北村木綿株式会社の経営拡大;輸出市場の選択と生産者化—中七木綿株式会社の産地大経営)
  • 第2部 工業化の波及と下請制の展開—問屋・工場・労働者(問屋制から下請制へ—分散型生産組織のメリット;下請制下の賃織工場—冨貴織布株式会社の工賃交渉;農村から工場へ—工場労働者の誕生)
  • 地域発展のメカニズム

「BOOKデータベース」 より

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