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対馬宗氏の中世史

荒木和憲著

吉川弘文館, 2017.3

タイトル読み

ツシマ ソウシ ノ チュウセイシ

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注記

引用文献: p285-289

内容説明・目次

内容説明

倭寇や秀吉の「唐入り」など、国際的事件の舞台になった対馬。一方で、朝鮮半島との交流は必要不可欠であった。この“国境の島”で、中世の日朝外交や貿易を公的に主導した宗氏とはいかなる存在だったのか。歴代当主の治世を辿り、朝鮮との間で五世紀にわたり継続した外交・貿易の基本的な枠組みや、“国境”ゆえに揺れ動いた領国経営の実態に迫る。

目次

  • プロローグ “国境”対馬の宿命
  • 第1章 中世対馬の国制上の位置(宗氏の登場前後;宗氏の国制上の位置)
  • 第2章 進展する領国形成と朝鮮通交(領国形成の本格化—宗貞茂の時代;「対馬国」の「公方」へ—宗貞盛の時代;日朝「両属」下での実利の追求—宗成職の時代;豊崎郡主系宗氏の飛躍—宗貞国の時代)
  • 第3章 暗転する領国経営と朝鮮通交(斜陽の時代への突入—宗材盛・宗義盛の時代;急進的な朝鮮通交とその挫折—宗盛長の時代;絶えない政変と騒乱—宗将盛の時代)
  • 第4章 復調する領国経営と朝鮮通交(暫定政権の樹立と家中の成熟—宗晴康の時代;「国泰家栄」の実現—宗義調の時代;家督と隠居の相克—宗茂尚・宗義純の時代;多難の時代のはじまり—宗義智の時代)
  • エピローグ 対馬宗氏の四〇〇年

「BOOKデータベース」 より

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