古代地中海の聖域と社会
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書誌事項
古代地中海の聖域と社会
勉誠出版, 2017.2
- タイトル別名
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Sanctuaries in the ancient Mediterranean world
- タイトル読み
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コダイ チチュウカイ ノ セイイキ ト シャカイ
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注記
年表: p411
内容説明・目次
内容説明
古代地中海。そこはさまざまな宗教が展開した混沌たる世界。宗教の闘技場にもたとえられるその世界は、後のヨーロッパの芸術に豊かな題材を与えたギリシア・ローマ神話を生み、ヨーロッパ人の思考・ふるまい方を支配するキリスト教を育んだ世界でもある。その世界に生きた人々は、やがて各地に叢生した「聖域」を、祭儀の場から信仰の場へと変えていく。キリスト教など世界宗教が人々の心を支配するようになる以前、古代人はどこで何を感じ、考え、お互いの結びつきを得ようとしたのか。「聖域」に注目し、古代地中海世界の精神と社会に迫ろうとする意欲作。
目次
- 古代地中海聖域の精神的・身体的トポグラフィー
- 1 古代ギリシア(郊外—古典期のアテーナイ;奉納物からみた聖域と社会)
- 2 ヘレニズム(ネットワーク理論と神聖使節団テオリアのネットワーク)
- 3 古代ローマ(古代ローマ西方の聖域と社会;皇帝崇拝と聖域—ローマ帝国東方属州を中心に)
- 4 古代末期以降(後期ローマ帝国における聖域の変容—州民と政府の関係を通じて;キリスト教的空間の成立—南ガリアの都市と礼拝;東方における聖堂と社会—リキア西部トロス教会主座聖堂をめぐって)
「BOOKデータベース」 より