メルヴィル文学に潜む先住民 : 復讐の連鎖か福音か

書誌事項

メルヴィル文学に潜む先住民 : 復讐の連鎖か福音か

大島由起子著

彩流社, 2017.2

タイトル別名

Herman Melville

タイトル読み

メルヴィル ブンガク ニ ヒソム センジュウミン : フクシュウ ノ レンサ カ フクイン カ

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注記

文献一覧: p461-480

内容説明・目次

内容説明

『白鯨』以降の作品には、そこかしこに“赤い人”の影がちらつく…。従来は等閑視されてきた北米先住民表象をつぶさに炙り出すことで浮かび上がるのは、虐げられし人々の復讐譚、そして、生涯にわたって救済と共存を訴えた作家の闘志だった。巧妙に仕掛けられた“赤”、“赤”と“白”の相剋。

目次

  • 第1部 メルヴィルという作家(メルヴィルの孕むもの—理想と限界;『白鯨』に至る道(メルヴィルの飛躍的成長;北米先住民の世界へ))
  • 第2部 北米先住民の復讐物語—消えゆく者のせめてもの勝利(復讐する“赤”—ピーコット三部作1『白鯨』の暗さ;赤い人イザベル—『ピエール』;奪われし土地を求めて—「書記バートルビー」とデッドレター・オフィス;失われし南北アメリカの理想精神—『信用詐欺師』;連鎖する復讐—ピーコット三部作2・3『イスラエル・ポッター』『クラレル』)
  • 第3部 異人種共存と救済という福音(異人種の絆の見果てぬ夢—『白鯨』の明るさと活力;チョラ救出—「エンカンタダス」第八スケッチ;救済と郷愁の香り—晩年の作品)

「BOOKデータベース」 より

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