節用集と近世出版
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節用集と近世出版
(研究叢書, 484)
和泉書院, 2017.2
- タイトル読み
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セツヨウシュウ ト キンセイ シュッパン
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注記
参考文献: p329-334
内容説明・目次
内容説明
室町中期に成立した簡易国語辞書「節用集」は江戸時代には豊かな展開をむかえ、約六百本も出版された。その原動力は、近世的版権(板株)であった。近世節用集の全版権問題の検討を示しつつ、特徴的な事例を採り上げ詳述。問題の核心は本文か、付録か、検索法か。近世節用集の全体像を出版の側面より描きだす。節用集刊行年表付。
目次
- 第1部 近世節用集の展開(近世節用集史の大要;展開システムとしての「典型」と「逸脱」)
- 第2部 版権問題各論(『合類節用集』『和漢音釈書言字考節用集』における版権問題;近世節用集の類版—その形態と紛議結果;早引節用集の危機—明和元年紛議顛末)
- 第3部 『錦嚢万家節用宝』考(合冊という形式的特徴を中心に;不整合の解釈;合冊の背景)
- 第4部 版権問題通覧(元禄・元文間;宝暦・明和間;安永・寛政間;享和・文化間;文政・天保間;嘉永・明治初年間)
- 付録 近世節用集刊行年表稿
「BOOKデータベース」 より