中近世日本の貨幣流通秩序
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中近世日本の貨幣流通秩序
勉誠出版, 2017.3
- タイトル読み
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チュウキンセイ ニホン ノ カヘイ リュウツウ チツジョ
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内容説明・目次
内容説明
社会経済を展開させる装置、貨幣。中世から近世への社会変容のなかで、その使用の具体像はいかなる様相を呈していったのか。海域アジア世界との連環と地域社会における展開の実態とを複合的に捉え、貨幣流通秩序の形成過程を照射する。
目次
- 中近世日本貨幣流通史研究と本書の課題
- 第1部 中世貨幣経済史の特質(新見荘における代銭納の普及過程;室町幕府明銭輸入の性格—「貨幣発行権」はあったか;一六世紀後半京都における金貨の確立;中世後期日本の貨幣経済と信用取引—「匿名性」の視点から)
- 第2部 中近世移行期貨幣流通の実態(貨幣の多元化と使用実態—『兼見卿記』にみる;銀貨普及期京都の貨幣使用—『鹿苑日録』にみる;移行期社会における貨幣使用の多様性—『言経卿記』にみる;「天下統一」と貨幣流通秩序)
- 第3部 近世貨幣の形成と社会(奥羽仕置と会津領の知行基準—「永楽銭」基準高の特質をめぐって;仙台藩本判制度と産金村落—一七世紀における東磐井郡津谷川村の事例から)
- 本書のまとめと今後の課題
「BOOKデータベース」 より