「慰安婦」問題の言説空間 : 日本人「慰安婦」の不可視化と現前
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「慰安婦」問題の言説空間 : 日本人「慰安婦」の不可視化と現前
勉誠出版, 2017.2
- タイトル別名
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慰安婦問題の言説空間 : 日本人慰安婦の不可視化と現前
- タイトル読み
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イアンフ モンダイ ノ ゲンセツ クウカン : ニホンジン イアンフ ノ フカシカ ト ゲンゼン
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注記
博士論文「『慰安婦』言説再考 : 日本人『慰安婦』の不可視化をめぐって」(九州大学, 2013年提出) を大幅に加筆・修正したもの
文献一覧: p263-279
内容説明・目次
内容説明
政治とナショナリズムに現れる権力に迫り痛みの痕跡から歴史を捉え直す—。90年代前後に“従軍慰安婦問題”が日韓の政治的な問題として表面化する一方、日本人「慰安婦」は「加害国の被害者」という立場ゆえこれまで可視化されていなかった。雑誌や新聞記事などのメディア表象や運動資料、城田すず子ら当事者たちの残した手記を手がかりに、「慰安婦」を語る言説が「被害者」「加害者」像を形成していった過程と、当事者たちがどのように戦後を生きたのかを浮かび上がらせる。
目次
- 「慰安婦」問題へのアプローチ
- 第1部 “従軍慰安婦問題”の構築(戦後の「慰安婦」言説—社会問題化以前;言説空間の拡大—社会問題化の諸相)
- 第2部 社会運動の「慰安婦」言説(一九七〇‐八〇年代フェミニズム運動の「慰安婦」言説;「慰安婦」問題解決運動の言説空間—一九九〇年代初頭を中心に)
- 第3部 日本人「慰安婦」の被害をとらえる(日本人「慰安婦」被害者の語り;日本人「慰安婦」の被害者性)
- 補論
「BOOKデータベース」 より