フランス第三共和政期の子どもと社会 : 統治権力としての児童保護

書誌事項

フランス第三共和政期の子どもと社会 : 統治権力としての児童保護

岡部造史著

昭和堂, 2017.3

タイトル別名

フランス第3共和政期の子どもと社会 : 統治権力としての児童保護

Children and society in the Third Republic France : the child protection as a power

Enfance et société en France sous la IIIe République : la protection de l'enfance comme un pouvoir

タイトル読み

フランス ダイサン キョウワセイキ ノ コドモ ト シャカイ : トウチ ケンリョク トシテノ ジドウ ホゴ

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注記

その他のタイトルは標題紙裏による

史料と文献: 巻末pvii-xxii

内容説明・目次

内容説明

子どもの保護が、彼らの境遇を改善する一方で、ひとつの「統治権力」として人々の私的領域に介入し、新たな社会の仕組みを作りあげていく契機となる—歴史におけるこうした逆説の様相を、近代から現代への転換期のフランスを舞台として検討する。

目次

  • 第1部 児童保護政策の形成(統治権力としての児童保護—研究史と若干の検討;第三共和政における児童保護の論理—「不幸な子ども」をめぐる議論を中心に)
  • 第2部 児童保護政策の展開—ノール県の事例から(ノール県における乳幼児保護政策の展開—一八七四〜一九一四年;ノール県における児童扶助行政の展開—一八七〇〜一九一四年;ノール県における児童労働規制の展開—一八七四〜一九一四年)
  • 第3部 児童保護のネットワーク—国家・地方自治体・民間事業(一九世紀フランスにおける慈善児童保護事業—一八八一年孤児院調査を手がかりとして;一九世紀末から二〇世紀前半における民間児童保護事業—ノール県児童支援協会の活動を手がかりとして;家族政策の形成と児童保護実践—一九一三年多子家族扶助法の成立をめぐって;児童保護から母子保護制度へ—ギュスターヴ・ドロンにおける民間事業と国家政策)

「BOOKデータベース」 より

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