人生の意味論 : 価値評価をめぐって

書誌事項

人生の意味論 : 価値評価をめぐって

河西良治著

(開拓社言語・文化選書, 66)

開拓社, 2017.3

タイトル読み

ジンセイ ノ イミロン : カチ ヒョウカ オ メグッテ

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注記

参考文献: p185-189

内容説明・目次

内容説明

「名実ともに備わった」とか「名ばかりの」などの表現の「名」と「実」という概念を基軸にした「名実の意味論」を新たに構築し、カテゴリーの内外の多重境界線による差異化と価値評価の真相を探る。そして、ソシュールや仏教の思想との接点から、カテゴリー化という問題、リアルという問題、さらに、その仕組みを精神基盤とする人間という問題にもふれ、言語の意味論から人生の意味論への新展開を試みる。

目次

  • 第1章 価値評価の意味論:暗黙の語彙的原理(ゼロの意味解釈;空間概念と比喩的延長;まとめと展望)
  • 第2章 名実の意味論(多重境界線:外なる境界線と内なる境界線;「らしい」のあいまい性:「推定」と「典型」;カテゴリー化という問題;“±名、±実”の意味論;“身分け構造”・“言分け構造”・“選り分け構造”;さまざまな境界論:否定と肯定の対立)
  • 第3章 リアルという問題(三つのフィルター構造;事実と価値評価:「ある」と「あるべき」の共存;realの意味論;リアルの深層)

「BOOKデータベース」 より

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