文化財としてのガラス乾板 : 写真が紡ぎなおす歴史像
著者
書誌事項
文化財としてのガラス乾板 : 写真が紡ぎなおす歴史像
勉誠出版, 2017.3
- タイトル別名
-
文化財 (ブンカザイ) としてのガラス乾板 (カンパン) : 写真が紡ぎなおす歴史像
- タイトル読み
-
ブンカザイ トシテノ ガラス カンパン : シャシン ガ ツムギナオス レキシゾウ
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注記
編者略歴あり
参考文献: p249-251
参考文献: 章末
収録内容
- ガラス乾板の歴史と保存の意義 / 高橋則英執筆
- 写真と歴史学 : 東京大学史料編纂所の活動を中心にして / 谷昭佳執筆
- 写真史料を保存へ導くために / 白岩洋子執筆
- ガラス乾板の史料学 : 整理保存と調査による研究資源化の実際 / 谷昭佳執筆
- ガラス乾板の取り扱い / 竹内涼子, 高橋則英執筆
- ガラス乾板用保存箱の製作 / 谷昭佳, 高山さやか, 竹内涼子執筆
- ガラス乾板の劣化例証 / 竹内涼子執筆
- ガラス乾板の「膜面返し」とコロタイプ印刷 / 谷昭佳文責 ; 高山さやか作図
- ガラス乾板の劣化について : ガラスの組成分解について / 山口孝子執筆
- 損傷したガラス乾板の処置と修復 / 三木麻里執筆
- ガラス乾板のデジタル情報化 : デジタル撮影とメタデータの作成 / 高山さやか執筆
- ガラス乾板のスキャニングについて : 京都国立博物館の取り組みから / 岡田愛執筆
- ガラス乾板に関するデータはどこに向かうのか / 山田太造執筆
- 東京大学史料編纂所における歴史史料の複製とガラス乾板 / 井上聡執筆
- 日本史研究におけるガラス乾板の意義 : 保阪潤司コレクションから / 木下聡執筆
- 博物館と文化財写真 : 奈良国立博物館におけるガラス乾板整理の経験から / 宮崎幹子執筆
- 東京大学経済学部資料室所蔵のガラス乾板 : 横濱正金銀行資料から / 小島浩之執筆
- 文書館におけるガラス乾板の蓄積と公開 / 新井浩文執筆
内容説明・目次
内容説明
明治20年代から半世紀以上にわたり産業・学術等の分野を問わず、広く活用されてきた記録媒体、ガラス乾版。フィルム、そしてデジタル撮影という時代を経て、顧みられることのない存在として遇されてきたが、近年、写真資料として、また、歴史史料としてガラス乾板の持つ文化的価値が見出されてきた。いまなお各所に残るこの膨大な史料群にいかに対峙していくべきか—写真史および人文学研究のなかにガラス乾板を位置付ける総論、先駆的に調査・分析・保全を続けてきた東京大学史料編纂所ほか、同様の取り組みを進める諸機関の手法を提示する各論を通じて、総合的なガラス乾版の史科学を構築する。
目次
- 総論(ガラス乾板の歴史と保存の意義;写真と歴史学—東京大学史料編纂所の活動を中心にして;写真史料を保存へ導くために)
- 第1部 ガラス乾板の保全と活用(ガラス乾板の史料学—整理保存と調査による研究資源化の実際;ガラス乾板の取り扱い;ガラス乾板用保存箱の製作;ガラス乾板の劣化例証)
- 第2部 ガラス乾板の情報化(ガラス乾板のデジタル情報化—デジタル撮影とメタデータの作成)
- 第3部 ガラス乾板蓄積の経緯とその背景(東京大学史料編纂所における歴史史料の複製とガラス乾板;博物館と文化財写真—奈良国立博物館におけるガラス乾板整理の経験から)
「BOOKデータベース」 より