体制転換期ネパールにおける「包摂」の諸相 : 言説政治・社会実践・生活世界
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体制転換期ネパールにおける「包摂」の諸相 : 言説政治・社会実践・生活世界
(東洋文化研究所叢刊, 第31輯)(東京大学東洋文化研究所報告)
三元社, 2017.3
- タイトル別名
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体制転換期ネパールにおける包摂の諸相 : 言説政治社会実践生活世界
- タイトル読み
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タイセイ テンカンキ ネパール ニオケル 「ホウセツ」 ノ ショソウ : ゲンセツ セイジ・シャカイ ジッセン・セイカツ セカイ
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文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
多民族・多言語・多宗教・多文化性を前提とした連邦民主共和制に向けた転換期のネパールを生きる人びとの歩み、その主張と実践がおりなす布置を「包摂」を梃子に明らかにすると同時に、「包摂」をめぐる現象を民族誌的状況(生活世界)の中に位置付け、「統合」から「包摂」へと転換した「民主化」のいまを描きだす。
目次
- 近現代ネパールにおける国家による人々の範疇化とその論理の変遷
- ネパールの「カースト/民族」人口と「母語」人口—国勢調査と時代
- 国家的変動への下からの接続—カドギのカースト表象の展開から
- ガンダルバをめぐる排除/包摂—楽師カースト・ガイネから出稼ぎ者ラフレへ
- ネパール先住民チェパン社会における「実利的民主化」と新たな分断—包摂型開発、キリスト教入信、商店経営参入の経験
- 何に包摂されるのか?—ポスト紛争期のネパールにおけるマデシとタルーの民族自治要求運動をめぐって
- そこに「女」はいたか—ネパール民主化の道程の一断面
- テーマ・コミュニティにおける「排除」の経験と「包摂」への取り組み—人身売買サバイバーの当事者団体を事例に
- ストリート・チルドレンの「包摂」とローカルな実践—ネパール、カトマンドゥの事例から
- 乱立する統括団体と非/合理的な参与—ネパールのプロテスタントの間で観察された団結に向けた取り組み
- 「包摂」の政治とチベット仏教の資源性—ヒマラヤ仏教徒の文化実践と社会運動をめぐって
- 移住労働が内包する社会的包摂
- 多重市民権をめぐる交渉と市民権の再構成
- 現代ブータンのデモクラシーにみる宗教と王権—一元的なアイデンティティへの排他的な帰属へ向けて
「BOOKデータベース」 より