不安
著者
書誌事項
不安
岩波書店, 2017.3-2017.5
- 上
- 下
- タイトル別名
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L'angoisse 1962-1963
Le séminaire de Jacques Lacan
- タイトル読み
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フアン
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注記
Le séminaire de Jacques Lacan, livre 10, L'angoisse 1962-1963 (Paris : Seuil, c2004) の翻訳
その他の訳者: 鈴木國文, 菅原誠一, 古橋忠晃
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784000611862
内容説明
誰しもが遭遇する「不安」、それは人間存在に何を投げかけているのか—一〇年目のセミネールでラカンは、普遍的でありながら、しかし精神医学でも現象学でも十分に考察されてこなかったこの問いと正体する。フロイトはじめ過去の臨床家を悩ませてきた様々な症例の再解釈を通じて、主体と欠如、欲望とその原因をめぐるトポロジカルな迷宮の果てに、ついに「対象のa」をめぐる本格的考察を展開。ラカン思想全域の理解に不可欠な、熱気あふれるセミネール第一〇巻。
目次
- 不安の構造への導入(シニフィアンの網の中の不安;不安、欲望の記号;宇宙から「不気味なもの」へ;去勢不安の向こう側;騙すもの;騙さないもの)
- 対象の境位、再考(それをもたないではない;欲望の原因;行為への移行と「アクティング・アウト」—身を投げること、そして舞台に登ること;還元不能の欠如からシニフィアンへ;欲望に句読点を打つこと)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784000611879
内容説明
「不安」、それは「対象なし」ではない—古今東西のエロスとタナトスを自在に巡りながら、自我の奥底に閉じ込められた「不安」を自他の弁証法の「残余」として取り出すダイナミックな考察は、ラカン思想を、精神分析はもとより、哲学、社会学を含む広大な領域での不可欠な基盤に至らしめた。ラカン思想全域を、真に今日的課題の中で活かすための枠組みとして理解するに不可欠な、熱気あふれるセミネール第一〇巻。
目次
- 不安 享楽と欲望の間(不安、現実的なものの信号;愛に関するアフォリズム;女、より真実の、そしてより現実的なもの;雄の要件)
- 対象aの五つの形(仏陀の瞼;口と眼;ヤーヴェの声;消えゆくファルス—去勢不安からオルガスムスへ;耳から入るもの;ピアジェの水栓;肛門的なものから理想へ;点に還元できない円について;αからいくつかの“父の名”へ)
「BOOKデータベース」 より