中近世の生業と里湖の環境史

書誌事項

中近世の生業と里湖の環境史

佐野静代著

吉川弘文館, 2017.4

タイトル別名

中近世の生業と里湖の環境史

タイトル読み

チュウキンセイ ノ セイギョウ ト サトウミ ノ カンキョウシ

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内容説明・目次

内容説明

近年、国際的に関心が高まる「環境史」。里山・里海と並ぶ「里湖」として、琵琶湖・淀川水系をフィールドに「二次的自然」の環境史を展開。各時代の絵図・文書の分析に地形復原や生態学的知見を重ね合わせ、里湖の生態系の成立と変化のプロセスを論じる。古代以来の水辺の複合生業と資源管理の実態から、人間と自然との関わりを解明した注目の書。

目次

  • 1 水辺の資源とコモンズ(古代の淀川流域におけるヨシ群落の利用と管理;「水辺」のコモンズとしてのヨシ帯)
  • 2 中世村落の生業と景観(琵琶湖の自然環境からみた中世堅田の漁撈活動;琵琶湖の「杓の銭」と中近世の堅田・菅浦;惣村菅浦の集落景観と自然環境;近代以降の菅浦の漁業とその景観)
  • 3 漁撈技術と資源管理(近世・近代史料による琵琶湖のエリ発達史の再検討;内水面「総有」漁業の近世と近現代—琵琶湖の「村エリ」をめぐって;『安治区有文書』天正十六年「〓(えり)銭集日記」「鮨上納日記」に関する一考察)
  • 4 「里湖」と都市の消費活動(近世近江国南部における「里山」と「里湖」の循環的システム—漁業史からの環境史研究の可能性;「里湖」の生態系と近世都市の消費生活—琵琶湖と京をめぐって)

「BOOKデータベース」 より

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