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「国家英雄」が映すインドネシア

山口裕子, 金子正徳, 津田浩司編著

木犀社, 2017.3

タイトル別名

国家英雄が映すインドネシア

タイトル読み

「 コッカ エイユウ 」 ガ ウツス インドネシア

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注記

国立民族学博物館若手共同研究「『国家英雄』から見るインドネシアの地方と民族の生成と再生」(代表/津田浩司) の成果

参考文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

インドネシアの独立と発展に貢献した人物をたたえる最高位の称号、「国家英雄」。1万3千もの島々に、千を超える民族集団を擁する国家として独立してから70年あまり、生まれながらの「インドネシア人」が国民の大多数を占め、民主化と地方分権化の進む今となってもなおインドネシアは、なぜ「英雄」を生み出し続けるのか。国民創設期に誕生した国家英雄制度は、国民統合に向けて変容を重ね、高度に体系化されてきた。その歴史と認定された英雄、認定をめざす地方や民族集団の運動に光を当てる。

目次

  • 序 英雄大国インドネシア
  • 1 未完のファミリー・アルバム—東南スラウェシ州の、ふたつの英雄推戴運動
  • 2 新たな英雄が生まれるとき—国家英雄制度と西ティモールの現在
  • 3 民族集団のしがらみを超えて—ランプン州における地域称号制度と、地域社会の課題
  • 4 「創られた英雄」とそのゆくえ—スハルトと一九四九年三月一日の総攻撃
  • 5 偉大なるインドネシアという理想—ムハマッド・ヤミン、タラウィの村からジャワの宮廷まで
  • 6 「歴史をまっすぐに正す」ことを求めて—国家英雄制度をとおした、ある歴史家の挑戦
  • 7 「国家英雄」以前—「祖国」の創出と名づけをめぐって

「BOOKデータベース」 より

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