グローバル資本主義と「放逐」の論理 : 不可視化されゆく人々と空間

書誌事項

グローバル資本主義と「放逐」の論理 : 不可視化されゆく人々と空間

サスキア・サッセン著 ; 伊藤茂訳

明石書店, 2017.4

タイトル別名

Expulsions : brutality and complexity in the global economy

グローバル資本主義と放逐の論理 : 不可視化されゆく人々と空間

タイトル読み

グローバル シホン シュギ ト「ホウチク」ノ ロンリ : フカシカ サレユク ヒトビト ト クウカン

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注記

原著 (Belknap Press of Harvard University Press, 2014) の全訳

著者による日本語版序文あり

引用文献: p284-325

内容説明・目次

内容説明

進行する不平等、難民、環境破壊の世界的な規模拡大、これらはもはや既存の尺度ではとらえきれない。かつてない規模で生じている貧困、難民、環境破壊—。これらの背景に潜むのは人・モノ・場を社会システムから「放逐(expulsion)」する新たな論理の出現であり、それは各国の政治体制や領土といった既存のカテゴリーを横断する共通したダイナミクスとして各地で働いている。新たな段階に入った高度資本主義の支配的論理を実証的・概念的に可視化しようとする試み。グローバリゼーション研究の第一人者による現代社会への警鐘の書。

目次

  • 序 過酷な選別
  • 第1章 縮小する経済、拡大する放逐
  • 第2章 新しいグローバルな土地市場
  • 第3章 金融とその能力—システムの論理としての危機
  • 第4章 死んだ土地、死んだ水
  • 結語 システムの末端で

「BOOKデータベース」 より

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