「犠牲者」のポリティクス : 済州4・3/沖縄/台湾2・28歴史清算をめぐる苦悩
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書誌事項
「犠牲者」のポリティクス : 済州4・3/沖縄/台湾2・28歴史清算をめぐる苦悩
(プリミエ・コレクション, 78)
京都大学学術出版会, 2017.3
- タイトル別名
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「犠牲者」のポリティクス : 済州4・3/沖縄/台湾2・28 : 歴史清算をめぐる苦悩
犠牲者のポリティクス : 済州4 3沖縄台湾2 28歴史清算をめぐる苦悩
- タイトル読み
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「ギセイシャ」ノ ポリティクス : サイシュウ 4・3/オキナワ/タイワン 2・28 レキシ セイサン オ メグル クノウ
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注記
博士論文『現代紛争後社会における大量死の意味づけをめぐる「正義回復」への試みとローカル・リアリティ : 済州4・3事件, 沖縄戦, 台湾2・28事件の事例から』 (京都大学, 2014年提出) と既存論文をもとに大幅に改稿したもの
引用文献: p235-245
内容説明・目次
内容説明
済州島4・3事件—3万人もの島民が軍や右翼に虐殺され、反共体制下の韓国で語ることもタブーとされた事件に、ようやく国家が謝罪し、真相究明と補償がなされた。しかしそこで生じたのは、誰を慰霊するかを巡る新しい差別であった。沖縄戦や台湾での事件にも触れながら、国家による大量死の「犠牲者」が国家によって認定されるポリティクスに迫る。
目次
- 「移行期正義」と「大量死」の意味づけ
- 第1部 済州4・3事件(死者から「犠牲者」へ;記念施設をめぐる記憶のポリティクス;公的領域における「大量死」の意味づけ;家系記録から読み直す虐殺以後)
- 第2部 沖縄戦と台湾2・28事件(沖縄戦の「戦後処理」と「戦死者の戦没者化」;台湾2・28事件を書き残す営み)
- 過去克服への取り組みとローカル・リアリティ
「BOOKデータベース」 より