ザクセン人の事績
著者
書誌事項
ザクセン人の事績
知泉書館, 2017.4
- タイトル別名
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Res gestarum Saxonicarum
- タイトル読み
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ザクセンジン ノ ジセキ
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注記
底本: Widukind von Korvei, Res gestarum Saxonicarum, hg. v. Paul Hirsch - Hans-Eberhard Lohmann, (Monumenta Germaniae Historica, Scriptores rerum Germanicarum, [60]), Hannover 1935, ND. 1989
参考文献: 巻末p15-20
内容説明・目次
内容説明
オットー朝(919‐1024年)の東フランク=ドイツ王国史の10世紀前半は、同時代史料が乏しく「歴史叙述者たちの欠如の故に暗黒の世紀」と呼ばれた。その中でフランク帝国において最もキリスト教化の遅れたザクセンの布教の前進基地、コルヴァイ修道院の修道僧ヴィドゥキントは、旧約聖書外典や古代ローマの古典文学の影響を受けつつ、羊皮紙の文字史料とさらに重要な情報源である口頭伝承を活用して本書を執筆した。オットー朝とザクセン民族の理想的・調和的協調の歴史を、異教的・戦士的エートスからキリスト教的救済史への変遷として捉え、神と直結した神寵王権が国外の蛮族との戦争や国内の内乱の鎮圧を通じて、「平和と協調」を実現していくプロセスが詳細に描かれる。
「BOOKデータベース」 より