書誌事項

ロシアの物語空間

近藤昌夫 [ほか] 著

水声社, 2017.4

タイトル読み

ロシア ノ モノガタリ クウカン

大学図書館所蔵 件 / 51

この図書・雑誌をさがす

注記

その他の著者: 角伸明, 樫本真奈美, 高田映介, 新井美智代

近現代のロシア文学を知るための文献案内: p293-295

ロシア文学略年表: p297-301

参考文献: 論末

翻訳・関連文献案内: 各論末

内容説明・目次

内容説明

近現代ロシアの作家14人の長・短篇小説を、その核心部を構成する場所・空間の表象に着目して読み解き、人工的な都市と豊かな自然のコントラスト、隠された宗教的シンボル、帰るべき場所を失いさまよう人々の影に満ちている、不可思議な魅力を湛えた“ロシアの物語空間”を探索する。

目次

  • アレクサンドル・プーシキン『大尉の娘』の物語空間
  • ミハイル・レールモントフ『現代の英雄』—肖像画の空間
  • ニコライ・ゴーゴリ『鼻』—人工都市と反乱する自然
  • イワン・ツルゲーネフ知られざるツルゲーネフ—奇想的人物たちの物語空間
  • フョードル・ドストエフスキー十字路の聖堂—『地下室の手記』から『罪と罰』へ
  • レフ・トルストイ『イワン・イリイッチの死』—長椅子のクロノトポス
  • アントン・チェーホフ・初期物語空間 チェーホフの作家としての聴覚とその物語空間—『やるせない』『家で』『シベリアから』等
  • アントン・チェーホフ・後期物語空間 「ここ」から「どこか」への脱出—『百姓たち』『新しい別荘』『小犬を連れた奥さん』
  • エヴゲーニィ・ザミャーチン『われら』—壁の「こちら」と「むこう」
  • マリーナ・ツヴェターエワプーシキン像と黒の詩学—『わがプーシキン』をめぐって
  • アルセーニー・タルコフスキー「コンスタンティノープル短編集」—黄金の子供時代
  • アレクサンドル・ソルジェニーツィン 魂の「家」を求めて—『イワン・デニーソヴィチの一日』『ガン病棟』『マトリョーナの家』
  • ワシーリィ・シュクシーン『赤いカリーナ』—大地に蘇るペトルーシカ
  • セルゲイ・ドヴラートフ『かばん』—スーツケースに詰められた人生
  • アナイート・グリゴリャン「長い夏」—「どこでもない場所のまんなかで」

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ