表現する「私」はどのように生まれるのか : 精神分析と現代美術の語らいから
著者
書誌事項
表現する「私」はどのように生まれるのか : 精神分析と現代美術の語らいから
ミネルヴァ書房, 2017.3
- タイトル別名
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表現する私はどのように生まれるのか : 精神分析と現代美術の語らいから
表現する「私」はどのように生まれるのか : 精神分析と現代美術の語らいから
- タイトル読み
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ヒョウゲン スル「ワタシ」ワ ドノヨウニ ウマレル ノカ : セイシン ブンセキ ト ゲンダイ ビジュツ ノ カタライ カラ
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注記
解説: 新宮一成
博士学位請求論文「精神分析における主体生成の過程とその起源をめぐる諸表象に関する研究」(京都大学, 2016年) に加筆、書き下ろしを加えてまとめたもの
内容説明・目次
内容説明
ことばにならないことばで、誰が何をどのように語っているのか。私たちの表現や表象作用としての夢・描画・現代美術の作品たちの語らいを、具体的なエピソード・作品とともに、フロイト、ラカンの精神分析概念によって辿り、その主体生成の原点へと迫る。誰もが抱き得る自分とは何かという問いは、精神分析と現代美術の交点として浮かび上がる。「私」という表現する存在構造を解く鮮烈な表現論。
目次
- 序章 表現されることとすることへの問い—いのちと存在を発見する
- 第1章 夢の語らい—イメージたちがつくる動きとそのかたち
- 第2章 鏡像段階と寸断された身体—存在のはじまりにおけるバラバラとまとまり
- 第3章 内と外にある危機—内面と歴史、その解体の表象たち
- 第4章 行為とその対象—子どもの描画場面における主体性の位置変換
- 第5章 抽象の意味と構造—こころの軌跡をかたちにする
- 第6章 “見る/見られる”のマトリックス—みる、みられる、みせられる、そしてじぶんをみる
- 第7章 固有の言語の語らい—みることのことば、みられるもののことば
「BOOKデータベース」 より