『万葉集』における帝国的世界と「感動」
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書誌事項
『万葉集』における帝国的世界と「感動」
笠間書院, 2017.3
- タイトル別名
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Emotion and the imperial realm in the Man'yōshū
万葉集における帝国的世界と感動
- タイトル読み
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『マンヨウシュウ』ニオケル テイコクテキ セカイ ト「カンドウ」
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注記
企画者: 小川靖彦
「泣血哀慟歌」現代語訳(小川靖彦訳): p55
「泣血哀慟歌」全文(トークィル・ダシー英訳): p56-57
青山学院大学文学部日本文学科主催講演会「古代日本の世界像と万葉集」 (会期・会場: 2016年11月19日 青山学院大学青山キャンパス17号館17606教室) の講演録
内容説明・目次
内容説明
万葉集の“豊かな感情表現”は政治的な文化装置として創り出された—歌に詠まれた喜びも悲しみも、時代を超えて通じているようにみえる。しかし、現代人の感動と万葉人の感動は、果たして同じものなのか。歌の背景に存在する、天皇を中心とした古代帝国的世界を見つめ、感情表現という根源の正体に迫る。万葉集にみえる政治制度と歴史意識を解き明かした講演録。
目次
- 1 はじめに(『万葉集』との最初の出会い;英訳に対する感動 ほか)
- 2 『万葉集』の世界のありよう(古代日本の帝国的世界;帝国的世界と文字 ほか)
- 3 『万葉集』における「感動」の世界(主権者に対する感動;集団的感動と個人的感動 ほか)
- 4 おわりに(『万葉集』の言語;世界文学と日本文学)
- 講演を聴いて—コメントとレスポンス(文学研究の基礎にある「感動」;創られたものとしての“感情” ほか)
- 会場からの質問への回答(『万葉集』の歌を英訳する時に、特に重視していることは何か。;柿本人麻呂「泣血哀慟歌」と潘岳「悼亡詩」の違いは、帝国的世界像と関係するのか。 ほか)
「BOOKデータベース」 より