私たちのなかの私 : 承認論研究
著者
書誌事項
私たちのなかの私 : 承認論研究
(叢書・ウニベルシタス, 1056)
法政大学出版局, 2017.5
- タイトル別名
-
Das Ich im Wir : Studien zur Anerkennungstheorie
私たちのなかの私 : 承認論研究
- タイトル読み
-
ワタクシタチ ノ ナカ ノ ワタクシ : ショウニンロン ケンキュウ
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注記
その他の訳者: 三崎和志, 出口剛司, 庄司信, 宮本真也
原著 (Berlin : Suhrkamp Verlag, 2010) の邦訳
初出一覧: p344-347
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
正義論、権力論、社会学、精神分析といった様々な分野を批判的に検証し、ヘーゲル現象学・法哲学における自己意識と自由、ロールズらの正義概念とリベラリズム、資本主義における自己実現と労働問題、道徳と権力の関係、国際関係における国家の問題、さらには、愛する人の死に直面する困難まで、承認論をアクチュアルな問題に対峙させ、議論の射程を新たに拡張する。
目次
- 第1部 ヘーゲル的根源(欲望から承認へ—ヘーゲルの自己意識の基礎づけ;実現された自由の国—ヘーゲル『法哲学』の構想)
- 第2部 体系的帰結(正義の織物—現代における手続き主義の限界について;労働と承認—新たな理論的規定の試み;イデオロギーとしての承認—道徳と権力の関連について;社会的なものの液状化;社会研究としての哲学—デイヴィッド・ミラーの正義論によせて)
- 第3部 社会理論的適用(国家間の承認—国家間関係の道徳的基盤;組織化された自己実現—個人化のパラドクス;資本主義的近代化のパラドクス—研究のためのプログラム(マーテイン・ハルトマンとの共著))
- 第4部 精神分析的拡張(否定性の仕事—精神分析の承認論的修正;私たちのなかの私—集団の駆動力としての承認;前社会的自己の諸相—ジョエル・ホワイトブックへの反論;現実が力を失うとき—慰めの世俗的形態)
「BOOKデータベース」 より