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日本的時空観の形成

吉川真司, 倉本一宏編

思文閣出版, 2017.5

タイトル読み

ニホンテキ ジクウカン ノ ケイセイ

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注記

参考文献: 論末

内容説明・目次

内容説明

日本における古典的・伝統的な時空観はいつ、どのように形成されたのであろうか。空間認識・時間認識を形作るさまざまな要素—周囲を海に囲まれ、四季がはっきりと分かれる日本の地理的・気候的環境、中国から伝来した暦法と時刻制、あるいは政治制度、さらには仏教の影響など—を、文献史学、考古学、歴史地理学、国文学の研究者たちがそれぞれの視点から分析。古代から中世にかけての日本的時空観の形成・定着のプロセスを具体的かつ実証的に明らかにする。

目次

  • 1 古代の時間と空間(時空間情報科学からみた日本的時空観;日本古代国家形成と時空観;古代日本の空間意識に関する覚書 ほか)
  • 2 古代から中世へ(陰陽道の成立についての試論—呪禁師との関係と「初期陰陽道」概念について;亀卜の時空;親王にとっての過去・現在・未来—『吏部王記』に見る日記執筆の意図 ほか)
  • 3 アジアという視座(『十節記』新考;古代東アジア世界における高句麗勢力圏—倭勢力圏理解の端緒として;梁の武帝と転輪聖王 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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