多文化アメリカの萌芽 : 19〜20世紀転換期文学における人種・性・階級
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多文化アメリカの萌芽 : 19〜20世紀転換期文学における人種・性・階級
彩流社, 2017.6
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多文化アメリカの萌芽 : 19〜20世紀転換期文学における人種性階級
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タブンカ アメリカ ノ ホウガ : 19~20セイキ テンカンキ ブンガク ニオケル ジンシュ・セイ・カイキュウ
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引用・参考文献: p439-448
Description and Table of Contents
Description
「世紀転換期アメリカ」の多文化性が鮮やかに浮かび上がる—南北戦争の混乱を経て、急激な変化を遂げたアメリカ。多くの社会矛盾を抱えるなか、アフリカ系、先住民系、移民出身等、多彩な書き手たちが次々と現われていた。11人の作家によるテクストを多層的に分析、20世紀後半の「多文化主義」の萌芽をみる。
Table of Contents
- 第1部 他者を捉える—都市と農村のルポルタージュ(写真と言葉で描かれた都市—ジェイコブ・A.リース『向こう側にいる人々の暮らし』;豊かさの向こう側—スティーヴン・クレイン『街の女マギー』;“車窓の社会学者”に抗して—W.E.B.デュボイス『黒人のたましい』)
- 第2部 自己を表わす—マイノリティ文学の私語り(死の影の谷を抜けて—W.E.B.デュボイス『黒人のたましい』2;赤い鳥のビーズ細工—ジトカラ=シャ『アメリカ・インディアンの物語』;奇跡の人の文学—ヘレン・ケラー『私の人生の物語』)
- 第3部 物語る—エスニック・ロマンスの主張(歴史のトラウマを書く—アリス・キャラハン『ワイネマ‐森の子供』;融けきらない移民たち—エイブラハム・カーハン『イェクル』;トランスパシフィックの物語学—スイシンファー「スプリング・フラグランス夫人」その他の短編)
- 第4部 過去を振り返る—世紀転換期の小説と奴隷制(“人種”のメロドラマ—フランシス・E.W.ハーパー『アイオラ・リロイ』;“人種”から“人類”へ—チャールズ・W.チェスナット『杉に隠れた家』;アメリカの始まりに目を凝らして—マーク・トウェイン『それはどっちだったか』、「インディアンタウン」)
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