見えない産業 : 酸素が支えた日本の工業化

書誌事項

見えない産業 : 酸素が支えた日本の工業化

沢井実著

(南山大学経営研究叢書)

名古屋大学出版会, 2017.6

タイトル別名

The invisible industry : oxygen gas, a facilitator of the industrialization in Japan

O2

タイトル読み

ミエナイ サンギョウ : サンソ ガ ササエタ ニホン ノ コウギョウカ

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内容説明・目次

内容説明

酸素がめぐり、経済が動く。ボンベにつめられ、日本中の町工場へと運ばれ続けた見えない商品、酸素。鉄鋼、化学、電機から農業、バイオ、医療へと用途を広げ、競争力の新たな焦点となった産業ガスの軌跡を、国際関係史も視野に明治の黎明期から今日までたどり、その特徴的な産業の姿をクリアに描きだす。

目次

  • 序章 「見えない産業」の形成と発展—溶接・切断を支える諸産業の意義
  • 第1章 酸素工業の黎明—1910〜20年代
  • 第2章 大阪酸素工業界の構造変化—1930年代
  • 第3章 経済統制下の必死の対応—戦時期〜戦後復興期
  • 第4章 外資系企業の「日本化」過程—戦時下における帝国酸素の事例
  • 第5章 ガス溶接・切断機企業の展開—戦前期
  • 第6章 電気溶接機企業の展開—戦前・戦中期
  • 第7章 液酸とオンサイトプラントの時代—高度成長期の酸素工業
  • 第8章 電気溶接機工業—戦後の展開
  • 第9章 戦後日本の溶接材料商社
  • 第10章 産業ガス産業への変容—高度成長期以後
  • 終章 酸素・溶接機工業の100年

「BOOKデータベース」 より

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