レヴィナス : 移ろいゆくものへの視線

書誌事項

レヴィナス : 移ろいゆくものへの視線

熊野純彦著

(岩波現代文庫, 学術 ; 364)

岩波書店, 2017.6

タイトル読み

レヴィナス : ウツロイユク モノ エノ シセン

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注記

1999年6月岩波書店より刊行, 2012年10月岩波人文書セレクションとして刊行, 底本には人文書セレクション版を使用, 文庫化にあたり事項索引を割愛

人名索引: 巻末p1-3

内容説明・目次

内容説明

戦争と虐殺の世紀を生き延び、さまざまな「無用の苦しみ」を問うことから生じたレヴィナスの哲学。そのテクストに刻み込まれた「時間」「所有」「存在」「他者」とは何を意味するのか。倫理学の第一人者である著者が、難解といわれる二つの主著『全体性と無限』『存在するとはべつのしかたで』のテクストを緻密に読み解く。現代を生き抜く強靭な思考を浮かび上がらせる名著。

目次

  • 第1部 所有することのかなたへ—レヴィナスにおける“倫理”をめぐって(問題の設定—“身”のおきどころのなさの感覚から;自然の贈与—始原的な世界を“口”であじわうこと;所有と労働—世界に対して“手”で働きかけること;裸形の他者—“肌”の傷つきやすさと脆さについて;歴史の断絶—声ではない声に“耳”を澄ませること)
  • 第2部 移ろいゆくものへの視線—レヴィナスにおける“時間”をめぐって(はじめに—移ろいゆくものへ;物語の時間/断絶する時間;時間と存在/感受性の次元;主体の綻び/反転する時間;おわりに—“ある”への回帰)

「BOOKデータベース」 より

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