漱石のヒロインたち : 古典から読む
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書誌事項
漱石のヒロインたち : 古典から読む
新曜社, 2017.6
- タイトル別名
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漱石のヒロインたち : 古典から読む
- タイトル読み
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ソウセキ ノ ヒロインタチ : コテン カラ ヨム
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内容説明・目次
内容説明
漱石文学の「謎」を解く。幼少時から歌舞伎、謡曲(謡)などの口承文芸に触れて育った漱石。彼の小説のヒロインには、謡曲「葵上」、安珍・清姫の道成寺もの、水死する処女の伝承などが響き合う。さらに『坊っちゃん』と「船弁慶」の類似、『こころ』の夢幻能的構造の指摘など、口承的な古典の視点から斬新な読みを展開する。漱石生誕150年に贈る力作。
目次
- 第1部 漱石のヒロインたち(『虞美人草』の「紫の女」;『行人』のお直をめぐって;『それから』の三千代—百合の表象;『三四郎』の美禰子をめぐって)
- 第2部 漱石文学と古典(漱石と『方丈記』;『門』の美的世界;「坊っちゃん」という謎—『坊っちゃん』と義経伝説)
- 第3部 『こころ』をめぐって(『こころ』に描かれた「時」;「私」との対話)
「BOOKデータベース」 より