おとなのグリム童話 : あまり知られていなかった作品を読む

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おとなのグリム童話 : あまり知られていなかった作品を読む

金成陽一著

(フィギュール彩, 91)

彩流社, 2017.6

タイトル別名

Grimms' fairy tales for adult persons

タイトル読み

オトナ ノ グリム ドウワ : アマリ シラレテ イナカッタ サクヒン オ ヨム

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注記

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

メルヘンは、生や死といった哲学的命題までもかんたんな表現で提示する。物語をとおして子供たちは、考えもしなかった悩みや苦しみが存在することを知り、同じような悩みを持った仲間がいるのを発見する。子供にとってこれほど勇気づけられることがあるだろうか。わかりやすく子供たちに伝えること、それだけでも魅力的なのだ。グリム童話のなかでよく知られた作品といえば、「赤ずきん」「白雪姫」「灰かぶり(シンデレラ)」「のばら姫(眠りの森の美女)」「ヘンゼルとグレーテル」ということになるだろう。これら以外の作品でも、世に知られていなくて面白い話がたくさんある。本書ではそうした作品を取りあげる。

目次

  • 第1章 “しあわせ”のゆくえ(しあわせのパラドックス—「しあわせハンス」;欲望の岸辺—「漁師とその妻」;奇妙な結末—「六人の家来」)
  • 第2章 兄と弟のはなし(恩寵への旅—「命の水」;怨讐の旋律—「唄う骨」)
  • 第3章 愛と憎しみのかなた(小さな悪の物語—「お墓へはいったかわいそうなこぞう」;仮面の素顔—「親不孝なむすこ」)
  • 第4章 かぎりなきユーモア(「逆もまた真」なり—「ものぐさ三人兄弟」;ありあまる糧の話—「おいしいおかゆ」;博学の意味—「もの知り博士」)

「BOOKデータベース」 より

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