おとなのグリム童話 : あまり知られていなかった作品を読む
著者
書誌事項
おとなのグリム童話 : あまり知られていなかった作品を読む
(フィギュール彩, 91)
彩流社, 2017.6
- タイトル別名
-
Grimms' fairy tales for adult persons
- タイトル読み
-
オトナ ノ グリム ドウワ : アマリ シラレテ イナカッタ サクヒン オ ヨム
電子リソースにアクセスする 全1件
大学図書館所蔵 件 / 全72件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
メルヘンは、生や死といった哲学的命題までもかんたんな表現で提示する。物語をとおして子供たちは、考えもしなかった悩みや苦しみが存在することを知り、同じような悩みを持った仲間がいるのを発見する。子供にとってこれほど勇気づけられることがあるだろうか。わかりやすく子供たちに伝えること、それだけでも魅力的なのだ。グリム童話のなかでよく知られた作品といえば、「赤ずきん」「白雪姫」「灰かぶり(シンデレラ)」「のばら姫(眠りの森の美女)」「ヘンゼルとグレーテル」ということになるだろう。これら以外の作品でも、世に知られていなくて面白い話がたくさんある。本書ではそうした作品を取りあげる。
目次
- 第1章 “しあわせ”のゆくえ(しあわせのパラドックス—「しあわせハンス」;欲望の岸辺—「漁師とその妻」;奇妙な結末—「六人の家来」)
- 第2章 兄と弟のはなし(恩寵への旅—「命の水」;怨讐の旋律—「唄う骨」)
- 第3章 愛と憎しみのかなた(小さな悪の物語—「お墓へはいったかわいそうなこぞう」;仮面の素顔—「親不孝なむすこ」)
- 第4章 かぎりなきユーモア(「逆もまた真」なり—「ものぐさ三人兄弟」;ありあまる糧の話—「おいしいおかゆ」;博学の意味—「もの知り博士」)
「BOOKデータベース」 より