韓国古小説の女たち
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韓国古小説の女たち
新幹社, 2017.5
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カンコク コショウセツ ノ オンナタチ
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Note
本書の原典は『昔の女人に夢中』(韓国・心の散歩社、2014年刊)
Description and Table of Contents
Description
中〜近世の韓国古小説を丹念に読み解く。登場人物の女たちの魅力に引き寄せられた読者は、圧倒的に同時代を生きた女たちだった。すべてを仕切る厳しい身分社会の中で性差、身分差をいともたやすく越える女主人公たちの奔放の秘密はどこにあるのか。
Table of Contents
- 第1章 人間世界に憧れるな(朝鮮版 人魚姫—『九雲夢』の白凌波;おぼこ幽霊、おぼこ鬼神、名も無い—『萬福寺樗蒲記』の彼女 ほか)
- 第2章 欲望、居座ろうが排泄されようが(夫より官職—『洪桂月伝』の洪桂月;まったくもう、こんなことが—『玉楼夢』の江南紅 ほか)
- 第3章 家父長制の中で生き残る一、二の方法(朝鮮時代の家族の境界、妾—『謝氏南征記』の喬彩蘭;既得権層の善なる顔—『謝氏南征記』の謝貞玉 ほか)
- 第4章 セクシュアリティーはわたしの武器(誰が彼女に石を投げるというのか—『卞カンセ歌』の雍女;妓女と庶女の間—『春香伝』の春香 ほか)
- 第5章 捨てられた者たちの帰還(口きくものは誰か—『三韓拾遺』の香娘;見かねるよ、捨てられた児—『淑香伝』の淑香 ほか)
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