フランスの大学生
Author(s)
Bibliographic Information
フランスの大学生
(P+D books)
小学館, 2017.6
- Title Transcription
-
フランス ノ ダイガクセイ
Available at / 6 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Note
新風舎文庫 2005年刊の再刊
Description and Table of Contents
Description
仏留学生活を瑞々しい感受性で描いた著者のデビュー作。1950年、27歳の遠藤周作は文学研究のため、いち留学生としてフランスに渡る。そこにはいまだ大戦の荒廃が色農い日々の暮らしがあった。ナチスの残虐行為、肉欲、黒ミサ、サド、ジイド等々、ときに霧深いリヨンの街で、あるときは南仏の寂しい曠野で、人間の魂の暗部を擬視しながら綴った思索の足跡—。愛とは、信仰とは?本書は、戦後初の留学生として渡ったフランスでの学生生活について日本に書き送った原稿をまとめたエッセイ集であり、著者の原点ともいえるデビュー作である。
Table of Contents
- 1 四つのルポルタージュ(恋愛とフランス大学生;フランス大学生とコミュニスム;フランスにおける異国の学生たち;一九五〇年代のフランス大学生)
- 2 牧歌(葡萄の丘と夏の雲;ボルドオ;テレーズの影を追って)
- 3 四季(絵葉書の裏に;冬—霧の夜;春—日記から;夏—アルプスの陽の下で;秋—白き墓地)
by "BOOK database"